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BSテレ東開局25周年記念番組 戦後80年 美空ひばり沖縄で歌う🈑
昭和31年の沖縄初公演は熱狂の渦!そして沖縄返還記念公演で歌われた幻の音源を公開!ファン垂涎の秘蔵映像も。♪人生一路♪悲しき口笛♪リンゴ追分
8月12日 火曜 19:00 -21:00 BSテレ東
戦後80年。日本が焦土復興をめざす中、映画と歌で夢と希望を与えたのが美空ひばりである。ひばりは生まれ故郷横浜で、大空襲を体験。父は徴兵で海軍に入隊。こうした背景もあり、常に平和への思いを抱いていた。なかでも太平洋戦争で約20万人の犠牲者を出した沖縄に対する思いは特別だった。その沖縄公演が実現したのは昭和31年8月、ひばり19歳の時。公演は7日間でおよそ5万人を動員。
ひばりの来島で街はお祭り騒ぎ。会場となった映画館の前は長蛇の列が出来、中には遠く離島から船で駆け付けた人もいた。ひばりは映画の主題歌やヒット曲を熱唱しファンの思いに応えた。さらに、「ひめゆりの塔」や「沖縄師範健児之塔」を訪れ慰霊、手を合わせ、手記にこう残した。「戦争はもう決して起こさないで下さいと世界の人たちに呼びかけたい気持ちです。」
ひばりは、生涯5回に及ぶ沖縄公演の他、日劇や新宿コマ劇場公演でも沖縄をテーマにしたコーナーを設け、その思いを表した。今回、取材の中で、沖縄が日本に返還された昭和47年に日劇公演で「安里屋ユンタ」を歌うひばりの貴重音源も見つかった。
その沖縄で今年4月、「戦後80年 美空ひばり 平和祈念コンサート」(主催・ひばりプロダクション)が開催された。
参加したのは、ひばりをリスぺクトする沖縄出身のアーティストたち。夏川りみ、島袋寛子、かりゆし58、喜納昌吉がひばりを語り、ひばりに歌を捧げた。番組ではそのコンサートをお届けするとともに美空ひばりの平和への思い、沖縄への思いを、手記や資料、沖縄公演を観たファンの証言などをもとに紹介します。