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社長のバトン〜事業承継のいま〜
ドキュメンタリー/教養
<FNSドキュメンタリー大賞>社長のバトン
企業経営者の平均年齢が最高となっている秋田県を舞台に会社の後継ぎ問題と向き合う社長の姿を追う。
8月16日 土曜 2:45 -3:45 フジテレビ
<フジバラナイト FRI>
高齢化率が全国で最も高い秋田県では、これに比例して企業経営者の平均年齢も2024年時点で66.07歳と全国最高となっている。社長の高齢化に伴い企業経営の課題となっているのが「企業の後継ぎ問題」。後継者が見つからず事業承継が進まなかった場合、廃業や倒産の可能性が高まり、地域経済の衰退にも直結するとされている。こうした中、秋田県秋田市で老舗の時計店を営む一ノ関さん親子は、
2020年から事業の引き継ぎを始めたが、経営方針などを巡って衝突することもあった。4年ほどかけて何とか事業の譲渡にこぎつけたが、事業承継がうまく進む企業は一握りだ。能代市で1957年から営業する老舗洋菓子店、カスミの店主、伊藤寿哉さんは、2024年に還暦を迎えたのに合わせ、後継ぎ探しを始めた。伊藤さんは、体力的にも事業を続けることはできると話す。しかし、事業譲渡を希望する思いは揺るがない。
一方で、伊藤さんとは対照的な思いで後継ぎ探しを断念した経営者もいる。秋田県にかほ市で洋食店「セルクル」を営む渡辺真さんは、物価の高騰などで経営が難しくなり、後継ぎを探すことを断念し、2024年に地域に惜しまれながら店を閉めた。2人の行動と決断には、それぞれ地域などに対する思いがあった。作品では、事業承継問題の先進県となっている秋田を舞台に、さまざまな立場で後継者問題と向き合う人々の姿を追う。
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出演者
【語り】 真田かずみ(フリーアナウンサー)
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スタッフ
【撮影】 藤井大希 【編集】 能登谷隆 【CG】 武藤優 【音声】 伊藤直人 【プロデューサー】 藤田浩之 【ディレクター】 藤野宏樹 【制作著作】 秋田テレビ