100分de名著
ドキュメンタリー/教養
100分de名著 サン=テグジュペリ“人間の大地”(3)砂漠に落っこちる🈖🈑
砂漠のど真ん中にある、航路の中継基地「キャップ=ジュピー」の過酷な環境がサン=テグジュペリの思想を鍛えた。砂漠から、彼は何を学んだのだろうか?
8月18日 月曜 22:25 -22:50 NHKEテレ1東京

「サハラ、それが姿を現すのはわれわれの内側においてである」とのサン=テグジュペリの言葉が示す通り、砂漠では、時間や変化の予兆が明晰な身体感覚として立ち現れる。極めつけは、機関士プレヴォとともにした苛烈な遭難体験。飢えと渇きがもたらす極限状況では、すべてをはぎ取られた「いのちのかたまり」ともいうべき人間の本質が浮かび上がっていく。第三回は、砂漠という過酷な環境があぶり出す、人間の本源的な姿に迫る。
