小さな花の物語【TV初放送】 ▼瑳峨三智子
孤独な少女が、世の荒波にもまれながらも、真実の幸福を見出していく過程を明るく、そして厳しいタッチで描く。
1961年 88分 モノクロ
☆予告編付
8月22日 金曜 20:55 -22:35 衛星劇場
◆幻の蔵出し映画館◆
故郷に宿る母の心!青春の哀歓にじむ娘心!
幼い目で母の短い苦難の生涯を見てきた生い立ちの貧しい孤独な少女が、風雪に耐える野の花のように強く生きて、様々な世の荒波にもまれながら、真実の幸福を見出していく過程を、小豆島の美しい風光と大都会の陰影の中に明るく、そして厳しいタッチで描く異色感動巨篇。
風光明媚な小豆島。港町の小料理屋“夜明け”に女中として働いている里村八重(瑳峨)は、或る家の物置小屋を借りた佗しい暮らしだったが、七つになる一子(兼松)を生き甲斐に苦しい生活にもじっと耐えて生きていた。八重の夫は船乗りだったが南方で戦死し、その後に一子が生まれたのだ。八重の念願は夫の籍に入っていない私生児の一子を一日も早く肩身の狭くないようにしてやることだった。