鉄道伝説
ドキュメンタリー/教養
鉄道伝説 第165回「上越新幹線 中山トンネル〜命をかけた男たちの遺産〜」
鉄道の歴史・伝説に迫る人気番組、第14シーズン。
今回は未曽有の事故を乗り越え中山トンネルを開通させた男たちの物語。
8月23日 土曜 9:00 -9:30 BSフジ・181
昭和57年(1982年)、上越新幹線が開業。
豪雪地帯を疾走する200系車両は、最高時速240キロ、東京と新潟を最短1時間40分で結んだ。
以来、新幹線車両は、2階建てとして輸送力を増やしたり、軽量化と乗り心地を強化するなど、乗客に快適な旅を提供してきた。
令和5年(2023年)。
E7系車両に統一されると、最高時速は、275キロに引き上げられ、東京-新潟間は、最短で下り1時間29分、上り1時間31分となった。
こうして、進化を続けてきた上越新幹線。
しかし、その鉄路には、開業以来高速走行を阻むものが残されていた。
新幹線が東京駅を離れ、北へ向かうと、高崎を過ぎるあたりから、群馬の山々が迫って来る。
だが、中山トンネルに差し掛かると、列車は突然、速度を落とす。
そこには、最高時速275キロという高速で走る新幹線が160キロ以下まで減速しなければならないカーブが存在するのだ。
このカーブの存在は、中山トンネルを無事に完成させ、上越新幹線を開業に導いた証しでもある。
中山トンネル建設で何が起きたのか。
※初回放送:2025年5月