母と暮せば【終戦80年　映画が伝える戦争の記憶】　▼吉永小百合

▼二宮和也／監督：山田洋次
長崎を舞台にした、母と息子の愛情の物語。原爆で亡くなった息子が、家に舞い戻る姿を描く人間ドラマ。
2015年　131分
☆予告編付き

8月29日金曜 19:45 -22:15 衛星劇場

作家・井上ひさしが、広島を舞台にした自身の戯曲『父と暮せば』と対になる作品として実現を願いながらも叶わなかった物語を、名匠・山田洋次監督がついに映画化。『母べえ』『おとうと』でも山田監督とタッグを組んだ吉永小百合が、母親・伸子役を演じ、今回が山田組初参加となった二宮和也が息子・浩二役を演じる。
1989年8月9日、長崎。助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二がひょっこり現れる。伸子は呆然とした、その日浩二の墓の前で「あの子は一瞬の間に消えてしまったの。もうあきらめるわ」と言ったばかりだったのだ。
「あんたは元気？」そう伸子が尋ねると、浩二は腹を抱えて笑い出した。「元気なわけなかやろう。僕はもう死んでるんだよ。母さん、相変わらずおとぼけやね」。その日から、浩二は時々伸子の前に現れるようになった。

監督・出演

監督・脚本：山田洋次脚本：平松恵美子出演：吉永小百合、二宮和也、黒木華　　　浅野忠信、加藤健一、広岡由里子　　　本田望結、小林稔侍、辻萬長、橋爪功 ※「辻」は一点しんにょう
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