100分de名著
ドキュメンタリー/教養
100分de名著 サン=テグジュペリ“人間の大地”🈡(4)人間よ、目覚めよ!🈖🈑
軍靴の音が響き始める第二次世界大戦前夜、生と死のはざまにあった人々の姿も、サン=テグジュペリは活写する。
8月29日 金曜 15:05 -15:30 NHKEテレ1東京
三等列車で移送される粘土のように疲れ切った移民の群れ、その中で唯一輝く存在だった子ども。人間性を踏みにじる過酷な状況を「モーツァルトの虐殺」と呼ぶサン=テグジュペリは、ささやかでも自分の役割を自覚することで人間は幸福になれると考えた。「絆」、そして「精神の息吹きを通わせること」だけが人間を再び創造することになるという。第四回は、生と死のはざまにあって、なお朽ちずに輝く人間の尊厳について考える。