あれから10年　これから10年▼File．205　福島県いわき市／大場美奈さん

東日本大震災時に十代だった若者を取材、「被災から現在〜これからの10年」を伝えます。今回は当時高校2年生だった福島県いわき市の大場美奈さんです。

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震災発生時、大場美奈さんは高校２年生。自宅にいるときのことだった。断水地域への水の運搬や風呂の無料貸し出しなど、支援活動に尽力する中で福島第一原発の事故が発生。大場さんは家族とともに山形へ避難したが、避難先で目にした応援メッセージのお陰で前向きな気持ちになれたという。 現在、大場さんは広野町に移住し、古民家を活用した滞在型学習施設を運営している。
震災後に南相馬のゲストハウスを訪れた際、国籍も年齢も異なる人々が集う中で居心地の良さを感じ、「自分らしくいられる場所」をつくりたいと考えるようになったという。また当時勤めていた広野町役場で、復興のために全国から駆けつけていた職員が任期終了のため成果を見届けることなく去っていくことへのもどかしさも感じていた。
「皆が帰ってこられる居場所をつくりたい」という思いと、町民の飾らない笑顔や心地良さが後押しとなって広野町へ移住、ゲストハウスの運営に踏み切った。

• 出演者

  【出演／ナレーター】石田亜佑美

• 監督・演出

  土岐真大

• 制作

  2025年

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  石田亜佑美

• 番組公式サイト