新・世界鉄道の旅 #14 🈑

ファー・ノース線〜ダンロビン城
世界のさまざまな国の鉄道に乗って、車窓から眺める鉄道の旅を楽しむ紀行シリーズ。（2012年、2024年）

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北海沿岸、複雑に入り込む大小の湾を縫うように北上する列車は、名産物であるウイスキーの蒸留所や丘陵地帯そして海外への移民を生んだ悲しい歴史の傷跡がいまだに残る建造物を通り過ぎ、ダンロビン城駅に辿り着く。この駅はかつて、城の主であり地域の有力者、そして路線延伸の立役者でもある公爵の私的な駅だった。