栄光の名馬たち

スポーツ

栄光の名馬たち(スタニングローズ) #426🈑

「スタニングローズ」

9月8日 月曜 1:30 -2:30 グリーンチャンネル

◎スタニングローズ 主な勝ち鞍:エリザベス女王杯(2024年)、秋華賞(2022年)、紫苑S(2022年)、フラワーC(2022年)他 通算成績18戦6勝 スタニングローズは鹿毛の牝馬で、ノーザンファームの生産馬です。父はキングカメハメハ、母はローザブランカ。馬主は(有)サンデーレーシング、管理したのは高野友和調教師(栗東)です。
2021年6月に中京競馬場・芝1400mでデビュー。続く未勝利戦を快勝し、2歳重賞では新潟2歳S・5着、サウジアラビアRC・3着、デイリー杯2歳S・5着と堅実にキャリアを重ねます。翌年にはこぶし賞を勝利し、フラワーCで重賞初勝利を飾りました。収得賞金を加算し挑んだオークスでは2着に好走し、秋の飛躍を予感させます。
秋初戦の紫苑Sを勝利すると、続く秋華賞では残り100mで先頭に立ち、スターズオンアース・ナミュールらの猛追を振り切りG1初制覇。曾祖母が3着・祖母が2着と惜しくも敗れてきた秋華賞で、G1初制覇となった鞍上の坂井瑠星騎手とともに、「バラ一族」の悲願を達成しました。その後は成績が振るわず、さらに翌2023年のヴィクトリアマイル後に左前脚の腱周囲炎が判明。
約10ヶ月の休養の後2024年3月の大阪杯(8着)で復帰し、ヴィクトリアマイル(9着)、クイーンS(6着)と懸命に走り続けました。そして迎えたエリザベス女王杯。好位追走から4コーナー付近で抜け出し、そのまま後続を寄せ付けず勝利。3歳秋以来のG1制覇で鮮やかに復活を果たしました。2024年の有馬記念(8着)を最後に引退。
引退後は北海道安平町のノーザンファームで繁殖馬となり、本馬のような“大舞台で大輪を咲かせる産駒”の登場が期待されています。