🈑<時代劇>鬼平犯科帳 第3シリーズ 第14話「二つの顔」
いつの世にも絶えない悪を容赦なく取り締まる!中村吉右衛門の当たり役として好評を得た『鬼平犯科帳』の第3シリーズをお届け!
9月8日 月曜 18:30 -19:25 BSフジ・181

長谷川平蔵(中村吉右衛門)に、愛嬌のある老人・与平(花沢徳衛)が近づいてくる。
「いい娘を紹介する」と持ちかける彼は、当時“あほうがらす”と呼ばれる稼業だった。
そうした場所を確かめるのも必要と思った平蔵は、話に乗る。
案内された茶屋「ひら井」に来たおはる(宮沢美保)はまだ十七歳。母はなく、父が重病で幼い妹を抱えて苦しい生活だという。
元々女を抱く気のない平蔵は、肩をもませて帰るがおはるの話が気になっていた。
茶屋には刀傷のある男をはじめ、怪しい男が出入りし、女中のおろく(工藤明子)もどこか薄気味悪いという。
平蔵は、おはるの後をつける。すると、刀傷の男倉治郎(田中浩)が茶屋を出る平蔵の顔を物陰から見た。
倉治郎は盗賊で、平蔵のことは知っていた。
おはるの勘は正しく、茶屋「ひら井」は盗人宿だった。
押し込み強盗に入る倉治郎一味は、平蔵を恐れ与平とおはるの口封じを企む。
まず、訪ねてきた与平を殺し、死体を床下に埋めた。
一方、平蔵は刀傷の男は昔こらしめた夜ぎつねの富造だと思っていた。
平蔵は、密偵の彦十(江戸家猫八)と伊三次(三浦浩一)に茶屋を見張るように命じる。
そして、自らは木村忠吾(尾美としのり)を連れて、おはるの住む三ノ輪に向かう。