劇場/公演

歌舞伎◆其俤対編笠 鞘當 ▼中村梅玉、中村橋之助(現・芝翫)

中村芝雀(現・雀右衛門)
鶴屋南北が文政6年に書いた『浮世柄比翼稲妻』の「吉原夜桜の場」が独立した演目。(平成14年1月・歌舞伎座)
2002年 24分

10月6日 月曜 17:30 -18:00 衛星劇場

◆特選歌舞伎◆ 華やかな仲之町の廓を背景に、剛柔対照的な二人の武士、名古屋山三(梅玉)と不破伴左衛門(橋之助 現・芝翫)が両花道から登場して、おおらかな丹前六方や、音楽的な七五調の渡り台詞をみせる。そして鞘が当ってからの立廻りから留女(芝雀(現・雀右衛門))が出てきての幕切れまで、短い中に江戸歌舞伎の粋を結集した様式美を堪能できる。
全体が古劇の面影を伝える古風で鷹楊な狂言で、三者三様の役柄の魅力を姿や台詞で見せる。