栄光の名馬たち(リバティアイランド)

スポーツ

栄光の名馬たち(リバティアイランド) #427🈑

「リバティアイランド」

10月7日 火曜 17:00 -18:00 グリーンチャンネル

◎リバティアイランド 主な勝ち鞍:桜花賞(2023年)、優駿牝馬(2023年)、秋華賞(2023年)、阪神ジュベナイルF(2022年)他 通算成績12戦5勝 リバティアイランドは鹿毛の牝馬で、ノーザンファームの生産馬です。父はドゥラメンテ、母は豪G1勝ち馬のヤンキーローズ。馬主は(有)サンデーレーシング、管理したのは中内田充正調教師(栗東)です。
2022年7月に新潟競馬場・芝1600mの2歳新馬戦をJRA史上最速タイの上がり3F・31秒4で勝利。続くアルテミスSでは2着に敗れましたが、依然として注目を集めて臨んだ阪神ジュベナイルフィリーズでは、中団の外目から豪快に追い込み快勝。2022年度JRA賞最優秀2歳牝馬を受賞しました。翌2023年、1番人気で迎えた桜花賞では、後方3番手から一気に前を捉えて勝利。
オークスでは直線残り1Fで先頭を捉えると、後続を6馬身差突き放す圧巻の走りで二冠達成。秋華賞では外を回って直線入口から早くも先頭に立ち、そのまま後続を封じて堂々のゴール。史上7頭目となる牝馬三冠を成し遂げました。次走に選んだジャパンCでもイクイノックスに次ぐ2着と好走。2023年度JRA賞最優秀3歳牝馬に選出されました。
その後は勝ち星こそ挙げられなかったものの、2024年ドバイシーマクラシック3着、香港C2着と、海外の大舞台でも好成績を残します。しかし2025年4月27日、クイーンエリザベスII世Cで競走中に故障を発生し、予後不良で安楽死の処置が取られました。志半ばでこの世を去ることとなりましたが、「お嬢さん」としても親しまれた本馬は、今もその力強い走りとともに多くのファンに愛されています。