警察官の告白〜鹿児島県警情報漏洩事件を問う〜
ドキュメンタリー/教養
<FNSドキュメンタリー大賞>警察官の告白〜鹿児島県警情報漏洩事件を問う〜
組織のトップ本部長の隠ぺい疑惑で揺れた鹿児島県警。訴えたのは元幹部。県警は「隠ぺいはない」と否定するも、警察官の告白で対応の拙さが浮き彫りとなっていく。
10月9日 木曜 2:05 -3:05 フジテレビ
2024年5月、鹿児島県警の元生活安全部長が逮捕された。退職直後、札幌のジャーナリストに捜査情報を漏洩した疑いだった。生活安全部長は“たたき上げ”の最高ポスト。なぜ、その主要ポストを経験した県警幹部が捜査情報を漏らしたのか。その犯行動機に衝撃が走った。
「県警職員が行った犯罪行為を野川本部長が隠ぺいしようとしたことがどうしても許せなかった。」“公益通報”を訴えたのだ。
隠蔽疑惑の目が向けられたのは、野川明輝本部長(当時)。2022年、東京・警察庁から鹿児島に出向してきたキャリア。野川本部長(当時)は「隠ぺいの指示はなく、捜査は適正に行われた」と主張。元生活安全部長を激しく非難し、公益通報を否定した。しかし、その後、次々と鹿児島県警の対応の拙さが明らかになっていく。
近代警察の始まりから150年。情報漏洩で揺れる鹿児島県警問題を改めて検証する。